フィリピンの飲食業・小売業には、POSレジのBIR登録とeSalesシステムによる月次売上報告、日々大量に発生する売上・仕入取引の記帳、シニア・PWD割引のVAT処理、サービスチャージの処理、そして多数の従業員の給与計算など、他業種にはない固有の経理業務が数多く存在します。
弊社では、これらをすべて織り込んだ飲食・小売業専用の定額パッケージをご用意しました。料金は店舗の席数・売場面積で決まる固定制のため毎月の請求額が変動せず、開業準備期間は50%割引。1号店の立ち上げから多店舗展開まで、成長に合わせた明朗な料金体系でサポートします。
飲食・小売業の経理が煩雑になる背景
1. POSレジのBIR登録とeSales月次報告が必須 POSレジ(CRM/POS)を使用する事業者は、機器ごとのBIR登録が義務付けられており、さらに毎月、機器ごとの売上をBIRのeSalesシステムで報告する必要があります。未登録・未報告はペナルティの対象となります。
2. 取引件数が非常に多い ToCビジネスのため売上取引は日々大量に発生し、食材・商品の仕入も件数・仕入先数ともに多くなります。シニア・PWD割引(20%割引+VAT免除)の処理も加わり、記帳と税務申告の工数は他業種の比ではありません。
3. 従業員数が多く給与計算が複雑 特に飲食業はパートタイマーを含め数十名規模になることが一般的です。サービスチャージの分配(RA 11360)、深夜勤務手当、最低賃金改定への対応など、フィリピン特有の給与計算実務が求められます。
プラン体系
事業のステージに合わせて、以下の流れでご利用いただけます。
- 準備期間プラン(会社設立〜1号店オープンまで):該当サイズの50%割引
- Small / Medium / Large(開業後):店舗の席数・売場面積で決まる3つのサイズ
- 複数店舗:全店舗合算のキャパでサイズを判定+2店舗目以降は1店舗ごとに月額₱10,000を加算
サイズの判定基準
料金は従業員数や売上ではなく、店舗のキャパシティ(席数・売場面積) で決まります。増床・出店がない限りサイズは変わらないため、毎月の請求額が変動しません。
| サイズ | 飲食業(総席数) | 小売業(総売場面積) |
|---|---|---|
| Small | 30席以下 | 50㎡以下 |
| Medium | 31〜100席 | 51〜250㎡ |
| Large | 101席以上 | 251㎡以上 |
※複数店舗の場合は全店舗の合算で判定します。
※席数は消防・LGU許可等の申請上の座席数、売場面積は賃貸借契約書の面積を基準とします。
料金表
| 月額料金(VAT別) | Small | Medium | Large |
|---|---|---|---|
| 飲食業 | ₱55,000 | ₱75,000 | ₱95,000 |
| 小売業 | ₱50,000 | ₱70,000 | ₱90,000 |
- 準備期間(1号店オープンまで):上記の50%
- 2店舗目以降:1店舗ごとに+₱10,000/月
サービス内容
| 業務内容 | 準備期間 | Small | Medium | Large |
|---|---|---|---|---|
| 記帳代行 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 年次決算 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 月次・四半期 税務申告 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 年次税務申告 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| BIR指定会計帳簿 作成・提出 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 会計システム利用料 ※お客様指定システムの場合は対象外 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 連結パッケージ対応 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| eSales月次報告 | – | 〇 | 〇 | 〇 |
| POS上限台数 | – | POS2台まで | POS3台まで | POS4台まで |
| シニア・PWD割引のVAT処理 | – | 〇 | 〇 | 〇 |
| 給与計算 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 従業員数上限 | 15名まで | 15名まで | 35名まで | 60名まで |
| 顧問 / コンサルティング | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 法定会計監査対応 ※別途監査契約必要 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 税務調査対応 ※追加タイムチャージ | △ | △ | △ | △ |
| TIN取得 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| SSS免除申請 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 財務役 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
上限超過時の追加料金(VAT別)
- 給与計算 上限人数の超過分:₱400 / 人・月
- eSales月次報告 POS上限台数の超過分:₱1,000 / 台・月
準備期間プラン(開業前は50%割引)
フィリピンでは、会社設立から1号店オープンまでに時間を要するケースが少なくありません。営業開始前であっても税務申告や帳簿の維持は必要となるため、この期間は該当サイズの50%の月額でご利用いただけます。期間の上限はありません。
- サイズは出店計画上の1号店のキャパで仮判定し、オープン時に確定します
- 準備期間中も顧問(月2時間)付き。物件契約、POS選定・BIR登録、LGU許可、採用など開業準備のご相談に対応します
- 会社設立がこれからの方は、会社設立・行政手続代行と合わせてご利用いただけます
複数店舗を展開する場合
2店舗目以降は、全店舗合算のキャパでサイズを判定した上で、1店舗ごとに月額₱10,000を加算します。店舗が増えても計算方法が明確なため、出店計画の段階でコストの見通しを立てられます。
料金例:50席の居酒屋を3店舗運営する場合 合算150席 → Large ₱95,000 + 追加2店舗 × ₱10,000 = 月額₱115,000(VAT別)
なお、出店に伴い発生する以下の手続きは、月額パッケージには含まれず、都度お見積りにて承ります。
- BIR支店登録(Branch/Facility登録)
- LGU営業許可の取得・更新
- POSレジのBIR登録
- Liquor License、FSIC、Sanitary Permit等の許認可
よくあるご質問
Q1. サイズはどのように確認・判定するのですか? 飲食業は消防・LGU許可申請上の座席数、小売業は賃貸借契約書上の売場面積を基準に、ご契約時に判定・固定します。増床・改装・出店がない限り変わりません。
Q2. 店舗を増やしたり増床した場合はどうなりますか? 全店舗合算のキャパで再判定し、翌月分から新しいサイズと店舗加算を適用します。事前にお見積りをご提示するため、請求額が突然変わることはありません。
Q3. POSレジがまだBIRに登録されていないのですが。 飲食・小売業で未登録のままPOSを使用しているケースは少なくなく、ペナルティの対象となります。現状を確認の上、POS登録(個別業務)からサポートいたします。
Q4. 従業員数が給与計算の上限を超えた場合は? 超過分は1名あたり月額₱400にて対応します。恒常的に超える場合は、上位サイズへの変更をご案内することがあります。
Q5. 現在ほかの会計事務所に委託していますが、切り替えはできますか? 可能です。過年度の申告状況の確認(簡易コンプライアンスチェック)から、帳簿・申告書控え・各種オンラインアカウントの引継ぎまで一貫して対応いたします。
お問い合わせ
「自社の場合はどのサイズになるのか」「今の会計事務所から切り替えられるのか」など、まずはお気軽にご相談ください。面談(無料)にて、貴社の状況やご計画をお伺いした上で、最適なプランをご案内します。