フィリピンの給与計算が複雑な理由
フィリピンでは労働法により、16日を超えない間隔で給与を支給することが規定されており、月2回の給与支給が必要となります。加えて、残業代・各種手当(課税・非課税あり)・所得税の源泉徴収・SSS(国民年金)・PhilHealth(健康保険)・Pag-IBIG(持家促進相互基金)への社会保険料控除など、給与計算の際に留意しなければならない事項は多岐にわたります。
これらを正確に処理するためには、フィリピンの労働法・税制・社会保険制度に関する専門知識が必要です。誤った計算や申告は従業員とのトラブルやペナルティにつながるリスクがあるため、正確かつタイムリーな対応が求められます。
対応業務の範囲
当社では、給与計算そのものだけでなく、それに紐づく一連の手続きまで一括してサポートします。
1. 給与計算
毎月の給与計算を代行します。お客様から勤怠情報・従業員データ(氏名・社会保険登録番号・基本給等)をご提供いただき、残業代・各種手当・所得税および社会保険料の控除を踏まえた給与明細を作成します。計算結果はお客様にご確認・ご承認いただいた上で確定します。
2. 源泉徴収した所得税の納付
給与から源泉徴収した所得税(Withholding Tax on Compensation)を、BIRへ期限内に申告・納付します。毎月の申告書(BIR Form 1601C)の作成から納付手続きまでを代行します。
3. 源泉徴収した社会保険料の納付
給与から控除したSSS・PhilHealth・Pag-IBIGの社会保険料を、各機関へ期限内に納付します。マニュアル納付とオンライン納付(eGov/BancNet経由)のいずれにも対応しています。オンライン納付への登録をお済みでない場合は、登録を強く推奨しています。
4. 給与の送金(支払リクエスト)
お客様のオンラインバンキングにMaker権限でログインし、従業員への給与支払リクエストを代行します。お客様はApprover(Authorizer)権限で承認するのみで給与支払が完了するため、業務負担を大幅に軽減できます。なお、当社単独で支払いを完結させることはできない仕組みであるため、ご安心ください。
給与計算の流れ
給与計算に紐づく手続きは、マニュアル納付とオンライン納付の2つのフローがあります。いずれの場合も、①従業員が勤怠情報を入力し、②お客様(雇用主)が確認・承認の上、③当社に勤怠情報・従業員データを送付いただく形で開始します。その後④当社が給与計算を行い、⑤お客様に計算結果をご確認・ご承認いただきます。
マニュアル納付の場合
給与支払リクエスト・承認・給与受領の後、当社が認定銀行窓口にて社会保険料を納付します。納付資金はお客様からご送金いただき、完了後に証憑をご提供します。

オンライン納付の場合(登録推奨)
給与支払リクエスト・承認・給与受領の後、当社がeGov/BancNetにてMaker権限で社会保険料納付リクエストを行い、お客様がAuthorizer権限で承認・引き落としを行います。窓口での手続きが不要となるため、業務効率が大幅に向上します。
