会社登記代行とは

フィリピンで会社を設立し事業を開始するためには、Securities and Exchange Commission(証券取引委員会、以下「SEC」)への登記を皮切りに、Bureau of Internal Revenue(内国歳入庁、以下「BIR」)やLGU(地方自治体)、各種社会保険機関など、複数の行政機関への登録・申請を順を追って完了させる必要があります。設立作業の着手から営業活動が開始できる状態になるまで、一般的に約3〜4か月を要します。

当社の会社登記代行サービスでは、こうした一連の手続きを包括的にサポートします。事前準備の段階から営業開始後の最初のコンプライアンス対応まで、各フェーズで必要な手続きを漏れなく進めるよう、日本語でサポートいたします。

対応する手続きの範囲

事前準備サポート

設立作業に着手する前に、進出形態(株式会社・支店・駐在員事務所)の選定、定款に記載する事業内容の整理、会社名の事前確認、銀行候補との事前打診など、準備すべき事項が数多くあります。こうした事前準備を丁寧に進めることが、その後の手続きをスムーズに進める上で最も重要なステップとなります。

事前準備の詳細については、会社設立の事前準備をご参照ください。

SEC登記

フィリピンにおける法人格の取得手続きです。定款・付属定款の作成から始まり、SECのオンラインシステムを通じた申請、必要書類の提出、SEC担当官による審査への対応、登記費用の支払い、そして登記証書の取得まで、一連の手続きを当社が窓口となって対応します。審査の過程で指摘や修正依頼が入ることも多く、そうした対応も含めてサポートいたします。

設立の全体的な流れについては、会社設立の流れをご参照ください。

BIR・LGU・各種機関への登録

SEC登記が完了した後も、営業を開始するまでに多岐にわたる登録・申請が必要です。具体的には、BIRの管轄税務署(RDO)への法人登録および会計帳簿・請求書印刷許可(ATP)の取得、LGUへの営業許可証(Business Permit / Mayor’s Permit)の申請、DOLE(労働雇用省)への雇用主登録、SSS・PhilHealth・Pag-IBIGへの登録などが挙げられます。これらを期限内に、かつ正しい順序で進めることが求められます。

BSP登録(任意)

Bangko Sentral ng Pilipinas(中央銀行、BSP)への投資登録は義務ではありませんが、将来的に配当送金や資金の海外送金を行う際に、銀行からBSP登録証書(BSRD)の提示を求められるケースが多いため、初回投資時に手続きを済ませておくことを推奨しています。

当社サービスの特徴

フィリピンの会社設立手続きは、複数の機関にまたがる複雑なプロセスであり、各機関の審査スピードや窓口対応にばらつきがあるため、手続きが想定どおりに進まないことも珍しくありません。当社では、SEC審査中の修正対応を含む各機関への窓口対応を一括して引き受けることで、お客様の手間と時間を最小限に抑えます。

また、手続きはすべて日本語でご案内・ご報告しますので、フィリピンの制度や英語に不慣れな担当者の方でも安心してお任せいただけます。さらに、設立後の経理代行・税務申告代行・給与計算といったサービスへも一貫して対応しておりますので、会社設立を起点とした継続的なサポートをご活用いただけます。

設立の流れ・事前準備について詳しく知りたい方へ

会社設立の手続き全体をご確認いただきたい方には、以下の記事をご用意しています。

会社設立の事前準備:進出形態の選定、資本金の設定、取締役・法定役員の要件、登記住所の確保など、設立着手前に検討すべき事項を網羅的に解説しています。

会社設立の流れ:銀行口座開設・資本金送金からSEC登記、BIR・LGU登録、社会保険機関への登録まで、設立手続きの全体像をステップごとに説明しています。