経理立て直しとは
経理立て直しは、経理・税務の状況が把握できなくなった企業向けに、現状の診断から正常化、その後の体制構築までを支援するサービスです。通常の経理代行とは異なり、まず現状把握と課題整理から着手する点が特徴です。
経理・税務まわりが手薄になる背景はさまざまです。担当スタッフの退職により過去の記帳・申告状況や役所対応の状況がブラックボックス化してしまうケース、長期間にわたり処理が後回しになり記帳や申告に空白・誤りが生じているケース、日本本社の上場準備に伴い現地法人の経理水準を早急に引き上げる必要が生じたケースなどが典型です。放置すればBIRからのペナルティや税務調査リスクの拡大、損益・財務状況の不透明化、資金繰りの急激な悪化につながりかねません。
対応内容
01現状診断・課題の整理
過去の会計記帳・税務申告の状況を棚卸しし、未申告・誤申告・未納税などを洗い出します。BIR Form 2303(BIR登録証書)に記載された申告義務と実態のギャップを確認し、対応の優先順位を整理します。
02正常化対応
修正申告・遅延申告・帳簿の再整備など、必要な対応を順次実施します。BIRとの折衝が必要になる場合もあり、フィリピン現地での実務経験と専門知識が求められる局面です。日本本社への報告が必要な場合は、日本語でのコミュニケーションにも対応します。
03体制の再構築・出口の設計
正常化後の運営体制も、お客様のご意向に沿って対応します。経理業務を内製化される場合は、業務フローの整備や後任担当者への引き継ぎ支援を行います。引き続き外注をご希望の場合は、経理代行パッケージへのスムーズな移行をご提案します。
簡易コンプライアンスチェックとの違い
簡易コンプライアンスチェックは、会計・税務・法務・人事労務の状況を点検し、リスクの所在を洗い出すサービスです。一方、経理立て直しは、すでに問題が判明している、あるいは深刻化している状況に対して、診断から是正・体制構築までを一括して実施するサービスです。まず現状を把握したい段階であれば簡易コンプライアンスチェック、すでに手がつけられない状態になっている場合は経理立て直しをご検討ください。
料金について
経理立て直しは、放置されていた期間の長さや取引量、申告漏れ・誤りの件数によって必要な工数が案件ごとに大きく異なるため、定額の料金は設けていません。現状ヒアリングの内容をもとに、対応範囲に応じたお見積りを個別にご提示します。
このような企業様からのご相談をお受けしています
- 経理担当者の退職により、業務・書類・役所対応の状況が不明になってしまった企業
- 過去の申告漏れや記帳の誤りが発覚し、早急に整理・修正が必要な企業
- 日本本社の上場準備・内部統制強化に伴い、現地法人の経理水準を引き上げる必要がある企業
通常の経理代行サービスとは異なり、初回のヒアリングを通じて状況を確認したうえで、ご支援の可否・範囲をご提案する形をとっています。書類や記録が整っていない状態でも、まずはお気軽にご相談ください。
ご相談の流れ
- お問い合わせお問い合わせフォームより、現在の状況やお困りの内容をお知らせください
- 現状ヒアリング(無料)日本人担当者がオンラインにてヒアリングを実施します。書類や記録が整っていない状態でも構いません
- 診断・対応方針とお見積りのご提案ヒアリング内容をもとに、対応可能な範囲・お見積り・進め方をご提案します
- 着手ご合意いただいたスコープに基づき、順次対応を開始します
よくあるご質問
料金はどのくらいかかりますか?
案件ごとに工数が大きく異なるため、定額料金は設けていません。放置されていた期間や取引量、申告漏れ・誤りの件数などをヒアリングした上で、個別にお見積りします。
どのくらいの期間で正常化しますか?
放置されていた期間や課題の複雑さによって異なるため、一律の目安はお示ししていません。診断後に、お見積りとあわせて見込み期間もご案内します。
数年分の記帳・申告がまったく手つかずの状態でも対応できますか?
対応可能です。むしろそうした状況こそ、本サービスが想定している典型的なケースです。未申告・誤申告の洗い出しから、修正申告・遅延申告まで順を追って対応します。
立て直し後は、そのまま経理代行を任せることはできますか?
可能です。正常化が完了した後、経理代行パッケージへのスムーズな移行をご提案します。内製化をご希望の場合は、業務フローの整備や引き継ぎ支援も行います。
経理立て直しの前に、簡易コンプライアンスチェックを受けることもできますか?
可能です。現状にどの程度の問題があるか分からない段階であれば、まず簡易コンプライアンスチェックでリスクの所在を把握し、その結果を踏まえて経理立て直しのご相談に進んでいただくこともできます。
日本本社への報告は日本語で対応してもらえますか?
内容に関するご質問・ご相談には日本語で対応します。なお、財務諸表や帳簿そのものは、BIR・SECへの提出や監査対応で使用する関係上、英語表記です。
おわりに
経理・税務の状況が把握できなくなっている状態は、放置するほど対応コストとリスクが膨らみます。書類や記録が整っていなくても構いませんので、現在の状況について、まずは無料のヒアリングでお聞かせください。