こんな企業にリスクが潜んでいます
フィリピンで事業運営を行う中で生じやすい問題が、税務申告の漏れや誤りによる追徴課税です。時には年間の売上高に匹敵する規模の追徴課税が行われるケースもあり、事業運営に大きな打撃を与えかねません。
経理業務を内製で対応している場合、コンプライアンス対応の水準は経理担当者のスキルに大きく左右されます。日本人マネジメントは営業や技術職出身であることが多く、経理業務に苦手意識を持っていることも少なくありません。そのため、経理業務をフィリピン人担当者に任せきりとなってしまい、コンプライアンス対応の状況を把握できていないケースが多くあります。その結果、信頼して任せていたつもりが実は抜け漏れだらけ・誤りだらけだったということが頻繁に発生します。
当社では、このような課題を抱える企業向けに、税務コンプライアンスレビューサービスを提供しています。
税務コンプライアンスレビューとは
税務コンプライアンスとは、企業が納税者としてフィリピンの税法を遵守し、適切に税務申告・納税を行うことを意味します。具体的には、税法に則って正確に税金を計算し、正確に税務申告書を作成して期日までに提出し、同じく期日までに納税することです。
フィリピンでは、税務申告は取引の都度必要となるもの、月次・四半期・年次単位で必要となるものがあり、一般的な株式会社であれば年間40〜50回程度の申告が求められます。申告に抜け漏れや誤りがあると、1件ごとにペナルティが課されるほか、不足税額や延滞期間に応じてペナルティが加算されます。
当社の税務コンプライアンスレビューサービスは、企業の税務コンプライアンス状況をレビューし、追徴課税のリスクレベルを算定するとともに、優先的に対処すべき事項についてフィードバックするサービスです。
レビューサービスのメリット
税務調査前のリスク早期発見として活用できます。追徴課税のリスクレベルを事前に把握し、税務調査が入る前に改善に着手することが可能です。優先的に対処すべき事項についてのフィードバックも行うため、膨大な修正が必要な場合でも、効率的にアクションを取ることができます。
また、経理業務を内製で対応している場合、外部の専門家による税務チェックを受ける機会はほぼありません。年に一度の法定会計監査は会計のチェックを目的としており、税務のチェックは基本的に実施されません。その結果、経理担当者のスキルに依存したまま、実質的にコンプライアンスがほとんど遵守されていなかったというケースも珍しくありません。
当社のような外部専門家が第三者として税務をレビューすることで、コンプライアンス水準の向上が期待できます。加えて、外部の視点が入ることにより、属人的な作業に起因する不正の防止・発見につながる副次的な効果もあります。
レビュー作業の方法
レビュー作業は、原則として直近1事業年度を対象として実施します。まず税務申告書の提出の有無と提出日を網羅的に確認し、申告の抜け漏れや遅延がないかをチェックします。次に提出済みの税務申告書からサンプルを抽出し、税金の算定に誤りがないかを確認します。合わせて財務諸表との照合も行い、乖離がないかのマクロチェックを実施します。
なお、本レビューは高額な追徴課税につながりやすいリスク要素の発見を目的としています。税務申告書の全点チェックや詳細な精査までは実施しませんので、あらかじめご了承ください。